横浜カジノの来場客&利用客

横浜カジノの来場客&利用客
横浜カジノに来場する客層として多くの人がまず考えがちなのは、カジノゲームをプレイするギャンブル目的の人たちが多いと予測することだと思いますが、じつは現代のカジノはギャンブルを楽しめる場所というよりも、ショッピングや劇場でのショー、コンサート、スパ&フィットネス、プールなどエンターテイメント要素、さらにはビジネスで利用されるコンベンションセンターや会議室がすべて統括された巨大商業施設の1施設であるということです。
とくにアジア圏の多くの主要なカジノ場は、カジノが大きな商業施設の中で営業している1つの施設に過ぎないという傾向があり、実際に横浜カジノも全IR施設の約3%の床面積スペースしか設けられないと法律で決められています。そのため、カジノ目当てのギャンブラーやゲーマーだけでなく、一般の旅行客や買い物客、子供がいるファミリー層、カンファレンスやセミナー、見本市などに参加するビジネスマンなど多くの人たちが集まる場所になることが予想されるのです。
そして、海外でこれまでにオープンしたIR施設(たとえばシンガポールやマカオなど)の経年的訪問者数の推移を確認するかぎり、IRにカジノ場が含まれることで、通常の商業施設を大きく上回る利用者数と経年的増加が見てとれます。つまり、横浜カジノが様々な目的で来日する人たちを世界中から呼び寄せる集客の要となることはほぼ確実なのです。
また横浜は、東京や京都、大阪、北海道などと並ぶ日本有数の一大観光地で、IR施設の建設が予定されている山下埠頭近郊のみなとみらい地区は、シンガポールやフィリピンのBGC(ボニファシオグローバルシティ)に街並みが見合う(またはそれ以上の)ほどの近代的でデザインセンス・美しさに優れたモダンな街です。そして、この地区の周辺には、オシャレなショッピングモール、レストラン、カフェなどが入る商業施設や、アトラクション、展望台、高級ホテル、クルーズ客船ターミナル、美術館、ヨーロッパの西洋文化が息付く元町・山手など、様々な観光地としての見所が満載です。
そのため、海外からの主要観光客である中国人・韓国人・台湾人だけでなく、アメリカやヨーロッパに住む西洋人にも人気が高い地域で、さらに定期的に豪華客船に乗って海外のリタイアメント層が来日する環境も揃っていることから、富裕層がカジノを含む統合型リゾート(IR)に脚を運びやすい絶好の場所となっているのです。
今や日本は、中国・韓国・台湾・シンガポールの4ヵ国からだけで年に12兆円近くも外貨を稼いでいます。そして、訪日外国人は4人に1人が中国人、4人に1人が韓国人と半分は中国・韓国からの観光客となっており、彼らの景気が良いほど日本も大きく儲かっています。ここにアメリカやヨーロッパからの観光客を含めると、横浜カジノやIR施設に来場・利用する人たちは想像をはるかに超える数になるかもしれません。